子宮頸がん発覚 全摘までの道のり

子宮頸部上皮内がんで円錐切除か?全摘か? 迷いに迷って全摘したお話です

手術直後(当日)

手術室から病室に(術後管理のため一人部屋)に行く間(ベッドごと搬送でエレベーターに乗った)や着いてから夫に会うまでのことはちゃんと覚えてる。(とにかく寒気がしてガタブルだった)
次に目が覚めたら部屋だった、みたいなのでもなかった。

挿管されていたためのどが痛くて声が出にくかったから、術後初めて夫に会った時に言おうと思っていた『あ、あなた、どちら様?』の言葉が聞き取ってもらえなかったようで、残念(笑)

術後、とにかく寒気がしてガタガタ、ブルブルして電気毛布を入れてもらっていた。
足にはフットマッサージがついていて、酸素も術後3時間まではマスクで5L。
もちろんおしっこの管も点滴も心電図も酸素の値を図るパルスオキシメーターも
(点滴は右手でパルスが左手で動きにくい!パルスを右に変えてもらったけど、不便だわぁ)

夫によれば15時過ぎまで手術だったよう。
「みれた?」とかすれ声で聞くとちゃんと見せてくれたとのこと。ラウンジで待っていると15時ごろ連絡が来て、手術部の説明室で先生が直接、「特にトラブルなく終わりましたよ」と持ってきてくれたとのこと。
すぐに持って行ってしまいそうだったので、

「待ってください!写真を…」(夫婦そろって、「まって!」って(笑))
というと「…えっ?しゃ、しん?」とけげんな表情だったよう。
写真撮る人っていないのかな?

足が冷たい感じがして夫にさすってもらっていたけど触った感じは冷たくなかったらしく、硬膜外麻酔のしびれのせいだったよう。
夫は面会時間終了のため帰宅。

『ああ、こっからひとりだ…』と思っていると看護師さんが「頑張りましたね」と話しかけてきてくれて思わず、わーーーーーーーーーん๐·°(৹˃ᗝ˂৹)°·๐と泣いてしまった。
検診結果を受け取って以来、初めて泣くことができました。(あ、手術室の涙は別で...)
ずっとよしよししてくれてた看護師さん、本当にありがとうございました。


術後は1時間おきくらいに看護師がチェックしに来てくれて安心でした。
寝返りも自由にしていいってことだったし、「動けないときは呼んでくださいね!あと、痛いときはこれ押してね」とナースコールと硬膜外麻酔のボタン(押すと薬剤が入る)を手元に置いてくれる。
フットマッサージは両足別々に巻かれているので寝返りうったり動かしたりしても大丈夫とのこと。あんまり苦痛じゃなかったです。
あと、3時間後の酸素マスク外した後「口の中、気持ち悪いでしょ?歯磨きします?」と歯磨きさせてくれたのでほんとにありがたかった!おかげですっきり楽になりました。
わざわざナースコール押して「歯磨きしたい!」とか言いにくいし。

私の場合は硬膜外麻酔がよく効いて(効きすぎか?)痛みはあんまり強くないばかりか、腰から下の感覚が鈍くて触っても自分の足じゃないみたいでした。
(ウエストのあたりから下は鈍感になってました。)
恐れていた吐き気も頭痛もなく、よいしょっと頑張ればベッド柵につかまって寝返りできるし、これなら何とか大丈夫。
(この一晩乗り切れば、大丈夫)と言い聞かせ、うとうとしたり寝返りしたりで一晩過ごす。
ただ、息を吸うと肋骨あたりが痛いのと、顔がむくんでいるように感じてました。
後で聞いたんですが、術中は内臓を頭部へよけるために足を高くする体位を取るのとおなかを膨らませるので横隔膜が押されて痛みが出る人がいるそうです。
あと、肩が痛かったのもベッドから落ちないように固定するので痛みが出る人がいるようです。(あ、顔のむくみ、納得…です)

硬膜外麻酔が効いているといっても、左を下にするとおなかと腰の痛みがひどくて姿勢が定まらず結局、あまりよく眠れなかった。
だんだん疲れてきて、寝返り打つのも動けない。
足も重いよぅ、寝返りするのも体が重いよぅ…
←術後の疲れと思っていたけど、実は違った…
 この時はまだ気づいていなかったのだけど