子宮頸がん発覚 全摘までの道のり

子宮頸部上皮内がんで円錐切除か?全摘か? 迷いに迷って全摘したお話です

入院3日目(術後1日目)

翌朝、朝担当の看護師が来てベッドの頭部を起こしてくれ、すいのみで水を一口…
あー、生き返る~…と、

…おやっ?
右足が?あれっ?
う・ご・か・な・いーーーーーーーーーーーーーー!!

そ、そういえば、昨晩、寝返りの時も足が重くてついていかなかったわ
足の指は動くけど、膝を曲げようとしても曲がらないし、動かせない
なんじゃこらーーーーーーーー?!
立てないとおしっこの管も抜けないではないか!

バイタルチェックに来た看護師に伝えると、「硬膜外麻酔が効いてるからね。でも立てないと困るから先生に聞いて抜いちゃうかな♪」と。

その後、麻酔科医登場
麻酔医:「どうですか?麻酔、痛いとき押してますか?」
私:「あ、はい、痛くて押すと効きます。ただ、右足がしびれて…」
麻酔医:「しびれを感じる人はよくいますね。」ニコッ
私:「あ、しびれるって言うか、動かせないんです」
麻酔医:「ん?!どこ?」
私:「指しか動かなくて、膝、曲がらないんです」

麻酔医:「あー。…よく効いてるんだね。(そういうこと?)動かせないなら抜いちゃってもいいけどね。抜くと痛いかも。いったん止めて様子見るか、抜いて痛み止め飲んでしのぐか、薬剤薄めるって手もあるけど。ま、そこは主治医と相談ってことで。まぁ、順調ですよ。」ニコっ
私:「はぁ。」
(ちなみにこの先生、終始、ベッドから2mくらいの距離のドア近くで話をして帰っていった。遠いよ?)

K先生登場
K先生:「どう?」
私:「先生、右足が動きません!」
K先生:「んー、痛みは?」
私:「痛いときに麻酔のボタン押すと効きます」
K先生:「そうかー。どうするかなー。」(立ち去る…)
(お、おぅ…)

その後、個室から4人部屋にベッドごと移動。

そのあと来た看護師も抜くつもりで話していた様子だったけど、別の看護師が「先生がクランプしといて。抜かないでって!」と言いに来た。
管が一本でもなくなったら楽なんだけどなーと思いつつ、いったん止める方向で、硬膜外麻酔をクランプする。
と、1~2時間くらいして足の感覚が戻ってきて
おっ?動かせるぞ!やったーーーーー!
と共に「い、いたーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!」
と、脂汗がにじんで動けなくなった

やっぱりすごく効いていたのね...。
ロキソニン飲んでも効かず、痛み止めの点滴を打ってもらいながら食事もとれず、ああ、もうダメ。痛いイタイいたいーーーーーーーーーー(主に腰痛、そして腹痛)

点滴が効いたのか、しばらくうとうとして13時頃、担当の看護師さんと一緒にベッドサイドに立ってみる。

あ、立てる、立てる!
看護師:「足踏みしてみてー。いいねー。また、休んでから挑戦したかったら呼んでね!」

その後は、横になりながらぼんやりなにもせずに過ごす。←フヌケ状態(笑)

夕方にナースコールして再度立ってみることにした。
看護師さんから「ちょっと歩いてみます?」と励まされ廊下に出て数メートル。

よちよち歩く。
看護師さんが「歩けたけど今からおしっこの管抜くと夜が心配だからねぇ。」とおしっこの管を抜くのを渋っている。
私も心配していたほどの違和感がなかったので、入れたままにしてもらうことにした。
硬膜外麻酔は夕食前から麻酔を再開しても朝まで持ちそうだということで再開をお願いして、同時にフットマッサージャーも再開。
(点滴はロックして右手にネットで止めてある←恐らくまた痛み止めで使うかもって想定して抜かずにいる。)
不自由だけど、そんなに違和感もないし、足も動かせるからあと一晩の辛抱。

夕方(帰る前かな?)K先生が「どう?」と様子を見に来てくれて
「再開したら楽になりました。足も動いてます!」とお伝えしたら、
「でしょーう♪」とニコニコして帰っていった。

K先生、やっぱり主治医は流石だなって思ったのが、
硬膜外麻酔を抜かずに様子見たこと。

あの痛みで眠れない夜なんて耐えられなかったと思うわ