子宮頸がん発覚 全摘までの道のり

子宮頸部上皮内がんで円錐切除か?全摘か? 迷いに迷って全摘したお話です

ママのがん、子供と話し合う

子宮全摘。
イヤだなー
上皮内がんってそもそも円錐切除で取れるんじゃ?
いきなり全摘って、どうよ?
しかも一人で決めるって…

日ごろ、何事も決断は早い方だと思うけど、

食堂でランチメニュー決めるのでももうちょっと時間かけるわっ!
ってくらい短時間で決めた。←というか冷静さを失って流れで決めた感…

しかし、「がんかも」って思って最初に思ったのは「この子が大きくなるまでずっと見ていたい!」ということだった。

いろんな意見を聞いて正直、欲が沸いた。
円錐でもよくね?
まだなんもなってない臓器を簡単に取っていいわけ?
女性としては残せるんなら残した方がいいんじゃない?

子どもにも話してみた。
私:「なんかね、赤ちゃんのお部屋を取るって言ったけど、入り口だけ取る方法もあるんだって。でもそうするとまたがんになってもっと悪くなる可能性もあるって。どうしようかなって」
子:「ボク、いりぐちだけのがいいな」
私:「そっか、でもまたがんになっちゃうかもしれないって。そしたら今度は手術もできるか分からないから心配だなー」
子:「いりぐちだけのがいいなー。あかちゃんのおへやがあったほうがいいよ。赤ちゃん来るかもしれないし」
私:「んー、でも、ママのとこに赤ちゃんがくる可能性はあんまりないよ?年齢が…(ごにょごにょ)」
子:「…いりぐちだけがいいなー。わかんないからパパと相談して?」(だよね…ゴメン。)
なんでか、執拗に入り口だけに固執する我が子。

えー、えー、考えましたとも。悩みましたとも。
夫婦で話し合いました。←久しぶり?(笑)

悩みましたけど、この子がこんな風に言ってくれなかったら、私はきっと、取り切れないとか、再発の不安といった目先の恐怖心から全摘を選んだと思います。

そして、その後になって、「あの時、ほんとは取りたくなかったんだよね。時間がなかったから無理やり決めさせられた!」って、人のせいにしたでしょう。

ホントに、この子の言うことは時々すごいなって思います。
この子の言葉があったから、動揺しながらも夫婦で情報を集めて色々考えたり話し合った。

そして、やっぱり私はこの子といたい。
この子のために、っていうよりは、私がこの子が大きくなるのを見ていたい!(勝手…)
だから、全摘でもいいのかなって思いました。

まだまだ、日はある。
悩めるだけ悩もう。
そして後悔しない決断をしよう(すぐ揺らぐケド…)
と誓った日でした。